売価の相場

不動産の価格の相場は、概ね近隣の取引事例から判断できます。自分の土地を売却しようとする場合には、例えば、隣の土地がいくらで売れたかということは重要な情報です。もちろん、個人同士の売買であれば、なかなか近隣の取引事例はわかりません。そのため、不動産会社などを通して情報を集めることになります。不動産価格の設定は、自分がどの程度売りたいのか、売り急いでいるのかによっても影響されます。売り手が強ければ価格は上がっていきますし、買い手の方が強ければ、価格は下がっていきます。近隣の取引事例から、ある程度の不動産価格の相場は読み取れますが、最終的な価格交渉は、売り手と買い手がどの条件で合意するかという個人同士の問題です。

不動産価格は、周辺の相場によって決まっていく部分が大きいですから、価格の傾向をつかむためには、相場の情報をできるだけ多く集めておくことが重要です。例えば、国土交通省が公表している公示価格や都道府県が公表している基準地価などは、周辺の相場を踏まえたうえで、不動産鑑定士などが参加して評価を行っています。近隣の取引事例を調べて、相場の傾向をつかむことは素人にはなかなか大変ですから、公示価格や基準地価など、公に公表されている数値、特に相場を影響させたものを参考にして、不動産価格の傾向をとらえることが大切です。これから景気はさらに変動が大きくなることが予想されるため、周囲の相場観を踏まえて評価を行う必要があります。